- きみは僕に愛を突き刺す 3-2/舞踏会の夜に -
■B5/表紙フルカラー/オフセット/88P/'98.8.16発行/Sold Out■
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君は頼ったり 僕を困らせたり
欲しがったりしない―――
ずっと ひとりで生きてきたの?
君のいろんなこと 僕には分けてくれないの?

 事件現場。予期せず発見されたのは唸る程大量の偽造有価証券だった。証券の類いの捜査を管轄しているのは、かつてデニスが所属していた財務省だ。そして、捜査官としてやって来たのはデニスの元同僚ラウル・メドウズだった。
 一方D.C.ではアイクの父ジョーゼフの許に党幹部が来訪していた。幹部等は大統領選再出馬の依頼を持って来たのだ。ジョーゼフはそれを拒否したが娘キャロルは父に食い下がる。「大統領は2回までなってもいいんでしょう? だからもう一度なればいいじゃない、そうしたらママも機嫌を直して、またみんな一緒に暮らせるわ」
 声を荒げて先を制す父に憤り一旦は部屋を飛び出したが、その後戻ると父と甥のレナードの会話を聞いて立ち尽くした。「再出馬すれば、妻をもっと深く傷つけてしまう、そしてデニスのことも……」子供の頃自分を警護していたデニスにキャロルはほのかな恋心を抱いていた。しかし父が再出馬をすると何故デニスが悲しむのか、そして両親の離婚の原因を明らかにするため、キャロルは無断でL.A.に向かうのだった。
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