- きみは僕に愛を突き刺す 3-1/舞踏会の夜に -
■B5/表紙フルカラー/オフセット/84P/'97.12.29発行/Sold Out■
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眠り落ちる毎夜
明日の目醒めは きっと来ない
祈りながら眠る毎夜
そして絶望と共に身を起こし 泣く
夢遊病者のように生きる―――


 雪のワシントンからL.A.へ。デニスは財務省捜査官を辞めロサンゼルス市警察で仕事を始めた。恋人を失い傷ついた心を更に自ら追い詰めるように生きるデニスを見ていられず、捜査官時代の同僚ラウルは単身L.A.へ向かったが、果たして其処にデニスはいなかった。
 当初、自暴自棄の様相のデニスに同情しているのだとラウル自身は思っていた。これは愛情ではない筈、ただ見ていられないだけ。だからつい世話を焼いてしまうのだと。
 結局デニスを捕まえられずにラウルはD.C.へ戻った。だがアパートに辿り着くと、そこには焦がれた者が雪に埋もれるように、蹲って、いた。
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