『きみは僕に愛を突き刺す』は初めての単行本作品です。ほぼデビュー作。ほぼ、というのは、ブレデビュー作が別にありまして、ビブロス社から発売の特集書籍に『HARD
PLAY』特集号というものがあり、そちらに描かせて頂いた『夜はオレのためにある』という作品が、たぶんデビューになるのでしょうか。
『夜はオレの〜』については当時は自分の中だけでですが、F1が舞台のStoryだったのですけれども、とても大変な作品でした。というのはその頃紅井はセナというF1レーサーが好きで、実は密かに彼をモデルにした作品でした。それが下描き描いて通った丁度その時に事故で亡くなり、紅井の作品では主人公の恋人が大事故を起こす設定のレース場の同じカーブで彼が亡くなってしまったことから、当時辛かったのを覚えているのです。
それはさておいて、肝心の『きみは僕に〜』。描いた当初はこれが紅井のライフワークになってしまうとは、正直言って考えもしませんでしたが(^D^。)。これもマタあの時はイロイロあって、いや前置き長くてめんどくさいと思われます方は次へ進んでくださいませ (^^。)。
過去作品というものはスパッとお見せするにはハズカシイモノがあり、まるでストリッパー嬢のように、どうせ見せちゃうのだけれどもやっぱりスグには踏ん切れない、ワケですね。それで、この作品は当初プロット (原案) を担当さんに見て頂けなかったのです忙しいか何かで。紅井はどうしても描きたくて強引に最初の80ページを下描きまで描いてしまい、不躾にも編集部に送りつけました。それから約1週間後に「単行本にしない?」とご連絡頂いたのです。で、そうするにはページ足りないということで後編が出来上がった、と。しかもそれは『夜は〜』より前のことでした。その時は自分の見きり発車は正解でしたが、いつも通用するテではないですねぇははは (^D^。)。担当サマにはご迷
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惑おかけ致しました。
まぁ、そんなコトがバタバタと一気に起こってまともにデビューと銘打った作品は実はなく、まるで何ゴトもなかったかのようにいきなり描き下ろしで単行本化して頂いてしまったので、紅井はたぶんこの単行本がデビューだと思うのですなんとなく自分なりに。
過去作品は自分ではあまり振り返らないのですが、今回HP作るのでしっかり読み返しちゃったので結構ショック大きい。この、なんちうか穴があったら突っ込みたいちぅか。
それではようやく Gallery A 始まります、お楽しみください!!
おっともうひとつ、ハダカとえっちはウラのハズ。でもコレ店頭に並んでたシロモノだから――いいよね?(^^。)。そう言えば読者さま方から頂くお手紙には、当時必ずと言っていい程この表紙「買うのに勇気入りました」とか「表紙を伏せてレジに持っていきました」などのコメントが書かれていた。いや、その節は大変ご迷惑をおかけ致しました (^^。)。
綴じ込みピンナップは、見て頂くとおわかりになるかと思うのですが、実は単行本の主人公とはぜんぜん関係ないイラストだったり。出版してくださるとお話を頂いた時に間に合わず、苦し紛れに以前描いてあったイラストを提出したのがこれ、だったというワケです。しかしモノ描きは誰しも過去の作品に関しちゃ人知れず羞恥に身悶えるコトもありましょーとも、もう全部お見せすると決心しちゃったからしかたないよね (;´o`)。
――こんな風に、この後も後日談やら実はあの時こんなコトがあったのよぅ (T_T。)、なんて自爆で首絞めな暴露ネタ織り交ぜつつ、よろしくどうぞ、おつき合いくださいませ☆
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