■花はどこへ行った

■'96.03.01.発行
 (株)ビブロス刊
■物語あらすじ

 ファッションカメラマンとして脚光を浴びていたクレイ・モルトンは、懇意にしていたモデルが薬物中毒で死んだことをきっかけに、アメリカでの名声を投げ出し紛争状態のボスニァ・ヘルツェゴヴィナへ単身旅立った。それは仕事への虚しさと身にまとわりついて離れない上流社会の虚飾を薙払うためだった。
 激戦地にてクレイの心を魅了したのは、哀しい瞳の兵士ヤスミン。ボスニア軍将校のその男は彼に言う。
 「解答は見つからない。おまえは所詮外の人間なんだから」
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