■僕らは愛をはじめたばかり

■'03.10.10.初版
 発行(株)ビブロス
■物語あらすじ

 初めての短編集をお届け致します★

・僕らは愛をはじめたばかり
 制作はデビュ年です確か
(。 ̄▽ ̄)。働くおぢさん(ちぅか)にぃちゃんと若者といったテーマで。強く恰好良い男が、ぐらりと崩れちょっと弱気になる感じを、と作った作品でした。

・『支配する』という名の遊戯
 悪いオトコが描きたいと思い始めた頃。トリッキーというか騙すとか狡いとかそんな雰囲気を会話で楽しみたかったというか。好きなビリヤードとかそういうものをちらりと背景にして
(^^=)オトナの愛のゲームっぽい雰囲気出したかった作品です。

・TI SENTO/失われた島
 某かを成した男がトップに上り詰めると同時に情熱を失くし、抜け殻のようになって逃げ出した先の、名もない島が舞台の物語です。ひとはパンのみに生きるにあらづッ
(" ̄0 ̄")ノ!! そんなことをテーマの端っこに据えて。自分的なキーワードは『独白』。これ以来独白ネタが、うっすら好きになりました。

・TE QUIERO
 テ・キエロは西語で「愛している」。これは『きみは僕に愛を突き刺す3シリーズ』の脇役外伝です。その脇役リザードの若い時の話で、刑務所モノ ♪
 「愛している」という言葉はすごく不思議な言葉だと紅井は思います。たとえば、まぁ相手によってまったく変わるだろうけれど、誰かに「愛している」と言われたらあなたはどう返答しますか?またはあなたが誰かに「愛している」と言った時、どう返事して欲しいですか?単純に言うと「me too=私も」ですよね。でも、愛しているから「だからどうしたいの?」と問われたら返す言葉がないなぁなんて思ってしまうのは、結局何が言いたいのかと言うと「愛している」という言葉は「通告」なんですね。湧き出た「結果」、決して結論ではない。だから「愛している」と言われたらたぶん紅井は「だからどうしたいの?」と問うてしまうと思います、その先を知りたいから――なんてな(チョーさん風)
(。 ̄▽ ̄)。
 ちなみにこの物語だけは『きみは僕に愛を突き刺す3シリーズ本編』読んでらっしゃらないと、ちょっと本質まで切り込んでいけない可能性あります、ゴメンナサイ
(×_×。)。

・僕らは愛をはじめて(たぶん)10年
 上記商業誌3作品のまとめというか、その後のちょっとギャグ入っちゃっている短編です!! このところ紅井は非常にギャグづいていて、隙あらばやりたがってるって感じで
(。 ̄▽ ̄)。主人公たちのその後の暮らしを垣間見るコト出来ますヨ☆
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